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修了生インタビュー

経営管理研究科 平成23年修了生 福田智恵美さん

1.上武大学を選んだ理由をお聞かせください。

私は、税理士試験の税法免除を取得するために税法論文を書きたいと考えて大学院への進学を決意しました。上武大学大学院を選んだのは、通学に便利だったことと、税理士試験の科目合格をしていると授業料の一部免除が受けられることでした。

2.修士論文のテーマは何でしたか。

相続税法における取引相場のない株式の評価方法に関する研究をしました。現存する財産評価基本通達の検討とそれに代わりうる新評価モデルの考察・提言が主なテーマでした。

3.子育て・主婦業と学業の両立はどのようにされましたか。

やはり、子育てをしながら、講義を受講すること、論文を作成することが一番苦労した点です。子供は急に体調を崩しますので、急に体調を崩したときにどうするかが一番の問題でした。私は、幸い家族が協力してくれたので、何とか乗り切ることができました。ただ、普段は、大学院での研究と、子育て・主婦業はまったく別のものでしたので、両者がいい意味での息抜きになっていたように感じます。

4.先生方の指導はどうでしたか。

上武大学の先生方は、非常に熱心な方が多いと感じました。指導していただいた先生は財務省・国税庁とその海外勤務で長い勤務経験をお持ちであり、また他の先生も前職が銀行員や新聞記者であったりと様々なフィールドで活躍されていた方が多く、そのような先生方の教えは、学術的な要素だけでなく、ご自身の経験に基づくものも多くあり、非常に有益で興味深かったです。

5.学習環境(図書館やPC、研究室など)はどうでしたか。

私は、自宅が大学院に近かったこともあり、研究は常に大学院の図書館か研究室で行っていました。図書館は平日夜9時まで空いていますし、パソコンも使えましたので、特に不自由は感じませんでした。ただ、論文作成が忙しくなってくると、土日も作業をしたい時があり、そんな時は、「土日の図書館が空いていればいいのにな。」と思いました。

6.大学院で学ばれたこと、研究されたことをどのように生かしていきたいですか。

私は将来、相続税専門の税理士になりたいと考えています。修士論文で私がテーマに選んだ「取引相場のない株式の評価方法」は実務においても非常に大きなテーマです。
どのような評価方法が納税者にとって一番いい評価方法なのか。税務申告の実務を行う者は、ただやみくもに規定どおりに評価を行うだけでなく、常に自分なりの考えを持って評価を行うべきではないかと私は思います。大学院での研究を通して、このテーマに向き合い、自分なりの答えを導き出せたことは、実務を行う者として非常に幸せなことであり、今後の自分自身の税理士業務の糧になるものと考えています。

7.上武大学大学院を目指される方にメッセージをお願いします。

大学院で勉強できるのは、通常2年と非常に短く、あっという間に終わってしまいます。せっかく大学院で勉強することを決心されたのであれば、修士論文の研究だけでなく、多くの授業を受けて様々なことを学ばれるといいと思います。

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