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ビジネス情報学部パリ研修レポート

2月26日(木)

 この日は終日,パリ日本文化会館にて,同館日本語講座の受講生,国立東洋言語文化学院(INALCO)の日本語専攻学生など,現地で日本に関心のあるフランス人を交えて,本学で積極的に取組んでいる絵手紙を実践するワークショップを開催しました。午前中は,絵手紙を実践するための準備を行った後,パリ日本文化会館の高久芳樹事務局長から,日本文化のフランスへの普及状況に関する講話を頂きました。そして,午後にワークショップが始まりました。今回は,全体としては澁谷理事長の指導の下で行われましたが,実は,座席の配置が四人一組となり,一名が本学学生,残りが全てフランス人という組合せで,学生自らが絵手紙普及の担い手として,筆の持ち方,線の描き方などで,細かく手解きするという形式でした。これが良い意味で学生自身に緊張感と責任感を持たせ,ごく簡単な英語やジェスチャーを交えつつ,熱心に手解きする光景が印象的でしたし,お互いに自己紹介をしたり,それぞれの趣味を聴き合ったりと,とても和やかな雰囲気で意思疎通が図れていました。

絵手紙がお互いの心と心を結び付けることにより,正に「日仏文化交流」が実現したのです!また,今回は3枚の絵手紙を描きましたが,フランス人の作品では,線の描写や色の使い方が独特で,既成観念に囚われない個性が現れていることが多かったです。芸術とファッションに拘るフランスの国民性が反映しているのではないかと思いました。なお,このワークショップは,我々の帰国後に行われたアンケートによると,またぜひ絵手紙をやってみたいという意見が多く,大好評でしたし,パリ日本文化会館によって,フランス人の描いた作品の一部は日本語講座ブースに暫く展示されました。

2月27日(金)

この日は,帰りのフライト時間まで余裕があったので,それまで書簡・直筆博物館に足を運び,Pascal Fulacher館長らの案内の下,科学,音楽,美術,文学等で活躍した著名人の残した手紙,メモ書き,ノート,楽譜が館内に展示されていたので,それらを見学しました。キュリー夫人,アインシュタイン,ベートーベン,ユーゴー,サンテグジュペリ,ヘミングウェイなど,歴史の授業に登場する著名人の遺品を直に目にすることができるのは,我々にとって大変貴重な経験でした!そして,名残惜しい気持ちの中,夕刻,パリを経つこととなりました。


2月28日(土)

ANA206便にて全員無事帰国。数名は成田空港から自宅に直行しましたが,その他は大学バスで一路高崎・伊勢崎へ戻りました。楽しく充実し,あっという間の6日間でしたが,長旅,本当にお疲れ様でした!



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