上武大学

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一介の凡人がアメリカShingo Prizeを受賞するまで 日本アイビーエム(株)
例年、優秀な製造業社と優れた研究書や研究論文数冊を表彰する、製造業のノーベル賞といわれるShingo Prizeを受賞した3人目の日本人である日野三十四氏。高校時代は350人中325番と成績も良くなかったが、家庭教師の「バカモン!自分が行きたいところを目指せ」の言葉で一念発起し、猛勉強の末、東北大学工学部へ進学。内燃機関の成績は学年で常に一番、最初から回転しているロータリーエンジンを知りそのまま東洋工業(現マツダ)に入社。研究・開発の傍らトヨタ自動車に勝つために、トヨタのビジネス・プロセス・ベンチマーキングを開始し、その後長年トヨタの経営管理方式を研究する。2000年、それまでの知的財産を自己の強みと確信しマツダを退職。2002年に「トヨタ経営システムの研究」を執筆、出版、30.000部のベストセラーとなる。「身の丈を超えるゴールを描き、シナリオを設定、不安を払拭して取り組めば夢は実現する。仕事とは自己鍛錬の場なり」と話す。