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2012/4/3 平成24年度入学式が行われました

平成24年度の入学式が4月3日(火)高崎キャンパス三俣記念館にて行われ、ビジネス情報学部、経営情報学部、看護学部、大学院合わせて541名の新入生を迎えました。

入学式の様子 入学許可宣言
告辞を述べる鈴木学長 新入生による宣誓


鈴木守学長からの告辞
告  辞

 今日から皆さんの大学生としての生活が上武大学において開始され、今後4年間続きます。大学院に進学される皆さんは、学生時代の素養を基に、2年間の研究成果を学術論文という形でまとめ審査を受ける道に進みます。今ここで大学生としての4年間は何のためにあるのか一緒に考えてみたいと思います。大学院に進む皆さんももう一度大学生活を振り返って復習し、修士課程を進む基盤を固めて頂きたいと思います。
 昨年の3月11日は、日本が人類史上最大級の震災と津波の被害を受けた年であり災害のおよばなかった地域に位置する多くの学校、大学も、卒業式、入学式をとりやめました。その中で本学は敢えて卒業式、入学式を挙行しました。その事を通じて上武大学は、自らの主張を社会に訴え、困難な状況に立ち向かう姿勢を世に示す意味があったと私は考えております。日本が東日本大震災から立ち直り、復興の日を迎えるまで30年はかかるといわれます。第二次世界大戦で敗れた日本が廃墟と化した時から立ち直るまでの過程を振り返れば、30年という時は確かに必要であるように思われます。そしてその30年の日本を支える主役となるのが今日ここに入学式を迎えた皆さんなのです。新入生の皆さんはまずこのことを是非とも深く認識した上で学生生活を開始していただきたい。上武大学で学ぶ留学生の皆さんは、日本がどのようにして復興の道を築き、そこを歩んでいくかをよく見て、日本の学生と共に励ましあいながら上武大学での勉学を進めていただきたい。
 では大学の勉学とは何か、今高等学校卒業後、大学に進学する日本の若者は50%以上となりました。そのために大学も様々な変化を迫られ、特に大学教育のあり方や方法については常に論議が繰りかえされています。それはそれで大事なことです。しかし大学の学びとはそんなに複雑なことではなく、いかなる時代であっても本質に大きな変化はありません。大学の学びとは、自分の知らないことを探しだし、それを整理して、自分にとってこれこそ追求すべき中心課題であると確信できる課題を突き止めること、その課題に対し仲間や先生方とともに知恵を出し合って知ろうとする具体的な作業を進めることにあります。復興の日本を担う皆さんは、そうした取り組みを是非上武大学で進めていただきたいと念願いたします。取り組んだ課題の最終的な解答は得られないまま卒業を迎えるかも知れません。しかし、皆さんが一つの課題に対して本気で取り組むことは、必ずや未来の日本を築く礎となるはずであります。
 もう一つ大学の4年間で大切なことがあります。それは、未来の自分の進む道を常に考え、それに備えることです。私達はまず自分の足場をしっかりさせることによってはじめて社会に貢献することが出来るからです。日々の大学での学修をただ漫然として試験を通るために進めることなく、具体的に自分の未来に向かう一段一段として堅実に進めて頂きたい。それも自分一人で閉じこもることなく、常に仲間や先生方と互いに知恵をだしあい、最も自分に相応しい未来の自分の姿を画いていただきたい。さらに自分の目標を確立させることと並行して復興が完成する時の日本の社会についても、自分にして初めて描ける理想の状況をイメージして戴きたいと思います。

 私は昨年大災害の直後にもかかわらず上武大学は卒業式、入学式を行う決断をしたことをお話いたしました。今年も上武大学に罹災地域から入学した仲間を迎えました。本学は澁谷理事長の意向により罹災地出身者の学生に対し特別な計らいを実施することになりました。災害地の仲間を迎えた今日、上武大学の建学の精神が「雑草精神(あらくさだましい)」であることを、新入生全員が胸に刻みつけていただきたい。大災害のみならず、今起こっている世界経済の状況や、安全保障の問題などを考えると、皆さんの学業が修了し卒業を迎える時に、日本の社会、世界の姿がどのようになっているかを今予想することは困難です。未来の姿が不安に満ちた今に生きる私達は、さまざまな情報や風評に揺らぐことなく、まず自分達の原点を見据えることが必要です。その意味を込めて本日私は大学の原点とは何かを皆さんに伝えました。「雑草精神」を建学の精神とする上武大学で学ぶ皆さんが「復興」と「絆」を合い言葉とする社会を作り上げ、支え、推進させる役割を自覚し自分自身の原点をしっかり見極めて進んでいただきたいと心から念願しています。四年後この同じ場所で行われる卒業式において優しくも頼もしく、また逞しくなられた皆さんの姿に接することを信じて私の告辞といたします。

平成24年4月3日
上武大学長  鈴 木  守
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