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2019/4/4
平成31年度入学式が行われました

平成31年度の入学式が4月4日(木)高崎キャンパス三俣記念館にて行われ、ビジネス情報学部506名、看護学部106名、大学院6名、合わせて618名の新入生を迎えました。



澁谷学長からの告辞
告  辞

 本年4月に上武大学に入学した学生諸君、ご入学おめでとうございます。また、ご家族の皆様にも心よりお祝いを申し上げます。
 20歳前後の4年間は、人生のなかでも最も輝かしい時期の1つということができます。自然に恵まれた本学で諸君とともに学ぶことができることを、私たち教職員も大変楽しみにしています。
 本学は昨年、創立50周年を迎えました。本学は硬式野球や駅伝など、スポーツで特に全国に知られていますが、それだけでなく、ビジネスの学問やスポーツ生理学・看護学の教育・研究、卒業研究に力を入れています。研究所では、病気に関する地道な研究を続けています。
 本学は5年前に学部学科改組を行いビジネス情報学部、及び看護学部の2学部制とし、ビジネス情報学部にはスポーツ健康マネジメント学科と国際ビジネス学科を置くことと致しました。柔道整復師コース、また、今年からは救急救命士コースも設置されています。改組の目的はスポーツ・健康に関する様々な学びに力を入れると共に、グローバル化に対応した国際的にも活躍できる人材を育てることにあります。
本学ではスポーツ活動、文化活動、地域連携を含むボランティア活動、絵手紙など様々なサークル活動が行われており、海外研修も大変盛んです。また、アジアの国々を中心に米国も含めて多くの留学生が入学しています。
 入学した諸君には、まずしっかりと勉強して基礎的な力を付けることを期待します。また、スポーツで優れた能力をもつ学生諸君もしっかり勉強して文武両道を目指してほしいと思います。皆さんには、自らの夢をもち、それを実現するにはどうすればよいか、自分で考えて行動してほしいと思います。よい友人を得て話し合い、自立して、いろいろなことに失敗をおそれずチャレンジし、その結果については自ら責任をとる、また新たに工夫して壁を乗り越える、そのように、本学の建学の精神である「雑草(あらくさ)精神(だましい)」を発揮して粘り強く前に進む努力を続ける、そのような若者に育ってほしいと思います。
 現在の日本は大変厳しい状況に置かれています。東日本大震災で受けた多くの被害、原発事故の後遺症は皆さんもご承知のように、非常に大きいものがあります。また、熊本地震や西日本豪雨、北海道地震などにもみまわれました。これらは今後10年、20年単位の大変長期的な問題となると言わざるを得ません。また、経済的にもグローバル化の進む世界の中で我が国の力は少し低下しつつあるのではないか、と言われています。しかし、このような厳しい状況は、若者にとって逆に大きなチャンスでもあります。これまでの日本になかった新しい道を考え、開拓することが求められており、そのために、若者の力が中心になる必要があると言えます。
 日本では3年前から選挙の仕組みが変わり、18歳から選挙権をもつ制度となりました。入学した皆さんは政治の問題を他人任せにして避けるのではなく、国の主人公である市民のひとりとして平和で民主的な日本や世界を築くにはどうすればよいか、是非、自分の頭で考え、投票し、その結果もしっかり見守ってほしいと思います。
 皆さんは大学生活を前向きに大いに楽しみ、また日本人の友達のみならず外国からの留学生諸君とも大いに交流し、お互いに異文化を学んでほしいと思います。海外研修に参加するのも良いでしょう。また、留学生諸君にも、是非、日本の良い面を学んでほしいし、疑問に思う面については率直に日本の友人と議論してほしい、そのような交流とお互いの深い理解が、将来、アジアや世界の明るい発展をもたらすものと確信します。
 皆さんが充実した4年間を本学で過ごされることを心より期待しています。最後になりましたが、この式にご臨席いただきましたご来賓の皆様方に心からお礼を申し上げ、私の告辞といたします。


平成31年4月4日
上武大学長  澁谷 正史
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